あの日、雪が降っていてよかった。【完】

「すっ、すみませんっ、私っ…、」

『くっ、ふははっ…、ふっ、慌てすぎ…、』

「すみません…、」

『お前、遅刻とか気にしないんじゃなかったっけ?』


雪村さんはそう言って笑いながら

リビングへと戻っていった。


「………あっ!チョコレート!」


どうしよう、忘れてた!

昨日の夜冷やして、固まったら切ろうと思ってたのに

そのまま忘れて寝落ちしてしまった。