あの日、雪が降っていてよかった。【完】

[2月14日 8:15]


『……づき、おい、香月、』

「んんぅ…?雪村さん…?」

『………お前、寝ぼけてるだろ。』


彼のその言葉で

一瞬にして目が覚めて

私はがばっとベッドから起き上がった。


「っ、いたっ…!」

『っ!?いってぇ…、』


目も開いてない状態で起き上がったせいか

私は何かにおでこを強くぶつけたようで

いたた…、と押さえながら顔を上げると

同じような体勢で私をじっと見つめる雪村さんと目が合った。