あの日、雪が降っていてよかった。【完】

『なんだそれ笑』


雪村さんは笑いながら、ディスプレイの前に座ると

突然なにか思いついたかのように、あ、と呟いた。


『せっかくだからここで一口食うわ。ちょっと待ってて、』


フォーク、と席を立とうとする雪村さんに

私取ってきますよ、と言うと

彼は私のほうを向いて、ん、と笑った。