あの日、雪が降っていてよかった。【完】

僕が今まで出会った中で

間違いなく1番の天才。

あいつが奏でる音を聴けば一瞬でわかる。


『でもあいつね、めちゃくちゃネガなんだよ。』

《そうなんですか?》

『すぐ"すみません"って謝るし笑 謝んなっつってんのにさー、』


なんで僕の誕生日に

香月の話をしてるんだろう。

一瞬、そんなことを考えたけれど

僕の口は止まらなかった。