あの日、雪が降っていてよかった。【完】

『ふっ…、なんかエモいね、こーやって考えると。』

《0さんにとって今年は、どんな1年でしたか?》

『えー…?んー、そーだなー…。難しいこと言うねお前、』


どんな1年だっただろう。

考えた時、1番に思い浮かんだのは

香月の姿だった。


『………新しい才能に出会った時年、かなー。』

《YUIさんのことですか!?》

『そうそう。あいつはね、まーじで天才だから。』