あの日、雪が降っていてよかった。【完】

[2週間後]


「あっ、雪村さん。おはようございます、」

『んー…。…おはよう、』


約2週間の冬休みを終えて

ここ何日に始まった話ではないけれど

相変わらず昼夜逆転気味の生活をしていた雪村さんは

眠そうに目を擦りながら、ソファに座った。


「あ、あの、コーヒーです、」

『ん…。さんきゅ、』


カップに入ったコーヒーを1口飲んだあと

彼はおもむろに立ち上がって、準備を始めた。