あの日、雪が降っていてよかった。【完】

『…………香月、』

「は、はい、」

『帰ったら、さっきの続きしたいんだけど。』

「さっきの…?…あっ、はい、もちろん、」


雪村さんは本当に

曲作りが好きなんだな。

私そんなことを考えながら、彼の言葉に頷いた。


『まだ1月1日だよー?帰ってまたトランプしよーよー、』

『嫌。……さっきこいつの歌ってんの聴いたら、すぐにでも修正かけたくなった、』

『もーー、頑なだなあー…、』


忍さんは諦めたように苦笑して

わかったよぅ、と呟いた。