あの日、雪が降っていてよかった。【完】

お参りを終わらせて

鳥居の方まで戻ってくると

ねぇねぇ唯ちゃんー、と突然忍さんが私の肩をつついた。


『唯ちゃんは何お願いしたの?』

「えっ…、わ、私ですか?」

『随分長いこと手ぇ合わせてたからさー、』


自分で思っている以上に

ここ何ヶ月の間で、私はどんどん欲深くなってしまったらしい。