あの日、雪が降っていてよかった。【完】

『ちょっと雪村、今食べるのそれ、』

『………だって熱いほうが美味いじゃん。』


先頭まであと3組くらいしかいないその場所で

雪村さんは、ふーふー、とたこ焼きを頬張っていた。


『うんま、』


好物を食べている時の雪村さんは

本当に美味しそうな顔をして食べるから

見ているとこっちまで頬が緩んでしまう。