あの日、雪が降っていてよかった。【完】

『ほらほら3人とも、そろそろ先頭見えてきたみたいだよ。』

『あー!ほんとだっ、やっとお参りできるーー。っとその前にー、』


忍さんは、ビニール袋の中から

焼きそばを取り出して

はいこれ、と私に手渡した。


「あっ、ありがとうございます、」

『おい雲英、僕のは?』

『ちょっと待ってよー、』


ちゃんとあるってば、と忍さんは苦笑いして

同じように雪村さんにも

たこ焼きを手渡した。