あの日、雪が降っていてよかった。【完】

「えっ、そうなんですか?」

『来週?辺りにパソコンに送るって言ってたやつじゃない?ねぇ、雪村。』

『そう。……並んで待ってんの暇だったから。てか、明日には香月に聴かせようと思ってたし。』


まさか、自分が1番だとは思ってもいなくて

私は慌てて、すみません、と頭を下げた。


『なんで唯ちゃんが謝るのさ。それだけ雪村が信用してるってことだよ、』


喜ぶところでしょ、と仁さんに言われて顔を上げると

むっとした顔の雪村さんと目が合った。