あの日、雪が降っていてよかった。【完】

『ゆき!タイミングばっちりだったー!?』

『………ふっ、よかったんじゃない?』

『んじゃあこれで、今年もちゃんと年越せたね、』


……これも恒例行事なんだろうか?

事態がよく分からずに

仁さんのほうを見つめると

彼も、呆れ顔で首をくすめた。


『改めて、今年よろしくね、ゆき、仁。もちろん、唯ちゃんも、』

「こっ、こちらこそ、よろしくお願いします、」


ぺこり、と頭を下げると

んなの当たり前だろ、と雪村さんは

私の頭をくしゃっと撫でた。