あの日、雪が降っていてよかった。【完】

『あっ、ゆきが生き返った。』

『………勝手に人のこと殺すなよ。』

『いやいやさっきまで結構死にそうな顔してたよー?』

『……うるさい。香月、鞄。』

「あ、はいっ。」


雪村さんは私の持っている鞄に

筆記用具とノートを片付けて

あー疲れた、と立ち上がった。


『せっかく試験も終わったことだし、久しぶりになんか食べて帰ろうか。』

「僕ラーメン食いたい、辛いやつ。」

『言うと思ったーー、』