あの日、雪が降っていてよかった。【完】

「あっ、ぜ、0さん、準備出来ましたっ…!」

『よっしゃたこ焼ききたー!助かったー、』

『YUIに助けられたな、村瀬。』


私がボールに入った

たこ焼きの元になる生地を持っていくと

結構本格的じゃん、と雪村さんは笑った。


「あっ、後は油しいたら作れますよ。」

『肝心なタコはこっちね、』

『すげー、タコいっぱいあんじゃん、』


はやく作ろうぜ、と村瀬さんに急かされて

私は温まったたこ焼き器の中に

生地を流し込んだ。