あの日、雪が降っていてよかった。【完】

『……んじゃあ、そろそろ時間だしやるか。』

『そだねー。ってかむっくん、本当ならこの時間まで自枠だよね?』

『あー?そんなのちょっと準備があるっつって45分前に切ったに決まってんだろ、』

『……決まってんだろじゃねぇよ、』


始めんぞ、と雪村さんが配信開始ボタンを押すと

それと同時に、一気にコメント欄が動き始めた。


「………こ、これ、もう声入ってるんですか…?」


聞こえるか聞こえないかくらいの小声で

隣に座っていた仁さんに聞くと

彼はクスッと笑って、入ってるよ、と小声で返してくれた。