あの日、雪が降っていてよかった。【完】

『はぁー…、…香月、』

「は、はいっ。」

『僕の配信聞いてたんなら多分、声でわかってると思うけど…。あれが村瀬、』


雪村さんが指をさしてそう言うと

どうもー、と村瀬さんは私に手を振った。


「あ、えと、香月唯です。」


ぺこり、と頭を下げると

高校生?と彼は私に聞いた。


「は、はい。高校1年です…、」

『1年?てっきり雪村の同期かと思ったんだけど、違ぇの?』