あの日、雪が降っていてよかった。【完】

『………あいつ、僕んちの場所なんか知ってたんだ。』

『ていうか来たことあったっけ?村瀬が外に出てる姿とか、俺想像つかないんだけど…、』


ザワついた空気の中

がちゃ、と玄関のドアが開くと

つい今さっきモニター越しに見た男の人が

ひょこっと顔を覗かせた。


『うーっす、おひさしー、』

『お前…、来るなら僕に連絡くらいしろよ、』

『悪かったってー、』