あの日、雪が降っていてよかった。【完】

『心配しなくても、まーじですごい出来だから。』


期待しとけよ、と笑った雪村さんは

何故か私の頭を

ぽん、と撫でた。


『…ってやばっ、もー30分前じゃん、』

『別に撮り始めてから作っても大丈夫だろ、』

『たこ焼きよりも、カメラの準備とかしないとね。』


リビングのテーブルには

大きなファミリー用のたこ焼き器がセットされて

丁度それを真ん中に映すような位置で

三脚が設置された。