あの日、雪が降っていてよかった。【完】

[12月25日 18:30]


「あっ…、雪村さん、お疲れ様です。」


自室から出てきた雪村さんに声をかけると

ふらふらとソファのほうへ近づいてきて

脱力するように座った。


『ん。…さすがの僕もちょっと疲れた、』

「村瀬さん、圧が凄かったですもんね。」

『そーなんだよあいつさぁー、……って、…ん?』

「…………あ、」


しまった。

口を押さえた時にはもう遅くて

私は雪村さんから目を逸らした。