『いや、お前も部屋に来て。』

「わ、私もですか?」

『最終調整だから。』

「……わかりました。」


雪村さんが、曲作りに対して

真剣だってことは、十分すぎるほど知っているからこそ

こうやって必要とされることが

嬉しい半面、少しだけ緊張してしまう。