「ねえ、二階堂さん」
「うん?」
私は隣で寝転がる裸の二階堂にすり寄って、甘えるような声で話しかける。
「私ね、もうすぐ誕生日なの」
「そうなの?何日?」
「15日」
「ちょうど1週間後じゃん。おめでとう」
そう言って、二階堂は私をぎゅっと抱きしめる。
「だからね、その日は二階堂さんと一緒に過ごしたいの」
「わかった、夜空けておくよ。どこかご飯でも食べに行く?」
「うん。なら初めて一緒に行ったレストランがいいなあ」
「じゃあ予約しておくよ」
「ありがとう。…あとね、二階堂さんから何かプレゼントが欲しいなあ。駄目?」
「駄目なわけないだろ。何が欲しい?」
私が欲しいもの…