楓side




暗い…



お姉ちゃん…



どこ…


血だらけの路地





そこには…















「お姉ちゃん…ッ!」









1人の血だらけの女の子…
















私の姉が横たわっていた…













「お姉ちゃん、しっかりして!」




「お姉ちゃんッ!!!!」








お姉ちゃん、私と約束したよね、












「ずっと一緒だよ!」















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バッ…





って夢か、、、




「久しぶりに見た…な、、、」


あれ、泣いてる…

時計を見るとまだ、夜中の4時

柊雅起きてるかな?

プルルルルル

「ッん…か、えで?」

「ごめん起こした?」

「ううん、2度寝しようとしたところ。」

「そっか、やっぱ早いね、柊雅笑」

「楓、泣いてる?」

「ちょっとね、、」

「またあの夢??」

やっぱ勘が鋭い。

「うん、お姉ちゃんの夢見ちゃって、寂しくなっちゃった。」

「そっか、今から家行こうか?」

「ううん、大丈夫。柊雅の声聞いて安心した。」

「それは良かった、あ、家から出るなよ、まだ暗いんだから、」

「わかってる。ありがと柊雅。」

「いーえ。また寝る?寝落ちでもする?」

「うーん、多分寝れないかも、柊雅は?寝なくて大丈夫?」

「俺は大丈夫。さっきまで寝てたし。」

「じゃー俺も起きとこうかな?

こういう優しいところ、」

「柊雅好きだよ」

「…楓、急に言うなよ、、心臓に悪い。」

「笑笑ホントのこと言っただけだもん。」

「俺も好きだよ。」

「柊雅、」

「ん?」

「柊雅はいなくなっちゃうダメだからね?」

「いなくなるわけねーだろ」

「笑良かった、、、」

「楓まだ眠いんだろ、朝起こしてやるから寝ろ」

「ん、ありがと、、おやすみ」

「うん、おやすみ。」