私が座った隣にアキさんが座る。
そっか!ここに座るのが正解なのね!アキさん教えていただいてありがとうございます。
正直めちゃくちゃ助かりました。


「どのような料理がお口に合うか分からなかったので、日本料理とアラブ料理の二種類用意したの」


なんという気遣い!
正直アラブ料理が食べれるか不安だったから助かる。

こういう気遣いがサラっと出来てしまう女性って素敵だ。


「ありがとうございます。スパイスのいい香り…!」
「ふふ。そちらの料理はスパイスとハーブで味付けをしているのよ。こちらのサラダはオリーブオイルで食べるの」
「そうなんですね。とても美味しそうです!」
「そういってもらえると嬉しいわ」


エリーゼさんにどういう食べ物か教えてもらっていると、アキさんが取り皿に色々乗せて私に渡してきた。


「ア、アキさん?」
「これは俺のオススメだ」
「オススメ?」
「あぁ。食べてみろ」


そう自信満々に言うアキさん。
渡された料理を恐る恐る食べてみる。