愛しの彼に溺愛~石油王の場合~

「見えてきたって…、まさか…、このおうちじゃないよね…?」
「いや、その家だが?」


窓からの光景に思わず質問する私。
それに当たり前だろと言わんばかりに答えるアキさん。


「…お城か何かですか?」


呆然と見ながら呟く。

それも仕方がない。

だって私の目に入ってきているのはお城のような大豪邸。
そして敷地がかなり広く、壁には塀がある。そう塀だ。

古びた外観ではなく、現代の外観をしているが形はお城に近い。
というより洋館に近いのかもしれない。
あまりの大きさにお城に見えてしまうだけで…。
しかも白と青を基調としていてよりお城に見える。

ここがご実家。

え、私この家に住む人に箸をプレゼントするの?
お土産ですっていって!?

はい。完全に終ったと思っているとようやく門が見えてくる。