アキさんも体鍛えているから東條さんの事気になるんだろうなぁ。
あれだけ張り合った後だから、聞きずらいのも分かるけどね。


「こ、小林さんは京都のどこ生まれなんですか?」
「あ!私たち東京から来たんです」
「え!そうなんですか!?」
「はい。安藤さんたちは京都出身なんですか?確かスポーツジムは京都にありますよ?」


記憶違いしてなければ…。
これでも頑張って覚えたから自身はある!!


「はい。私も仁も京都生まれの京都育ちですよ!そうは見えないってよく言われちゃいますけどね」
「そんなことないですよ」
「だってほら京都の女の人っておしとやかってイメージじゃないですか?」
「た、確かに?」
「やっぱり!私はおしとやかってイメージじゃないですもん…」
「そんなことないですよ!最初可愛らしい女性だなぁって思いましたし」
「ほ、本当ですか!れ、連絡先交換しましょう!私、こんな美人さんの知り合い欲しかったんです!もしよかったら仁のジムにも来てください!私そこに通っているので!」
「え!?さ、流石に京都のジムには…」
「あ…。そういえばお住まいは東京でしたね…」


目に見えてショックを受ける安藤さん。
こんな素直で可愛らしい女性とお友達になりたい…。