愛しの彼に溺愛~石油王の場合~

近くにいるカップルの会話が少し聞こえてくる。


「…まさか結婚することになるなんてね」
「そうか?俺はずっとそのつもりで口説いてたんだけどな」
「うっそ!」
「ほんとだって」


微笑ましい会話に思わず微笑んでしまう。

少しぽっちゃりめの女性に、筋肉質なワイルド系イケメンの男性。
正反対の二人だけど幸せオーラがでていてすごくお似合いの二人だ。

私たちもああいう風に見られているのかな?


「何笑っているんだ?」
「ううん。何でもない」
「そうか?」
「それよりも今日決めちゃうの?」
「とりあえずプランみて持ち帰りでいいと思うな」
「了解した!」


そんなやり取りをしていると、先ほどのカップルの会話が聞こえてくる。


「ねぇねぇ!あそこにいる二人めちゃくちゃ美男美女カップルじゃない!?ドラマみたいで素敵だね!!」
「…美男美女?」
「うん!いいなぁ、私もあんな風に生まれたかったなぁ」
「そうか?俺にはお前の方が美人だと思うし隣にいる男も美男か?高級品の着方が成金感でてるけど」
「コラ!言い過ぎ!!」
「それに俺は美人よりも(まい)みたいな可愛い系の方が好きだしな」


男性がそういうとさっきまで黙っていたアキさんが男性をギロリと睨んだ。