ずっと傍に

あたしは、大切な人を助ける為

彼は、あたしの身体を求めているだけ


あたしの目的はお金だけだから


お金が手に入るのならどんなに汚いことでも、辛い事でも身体は差し出せる。



初めて駆と夜を共にした時、あたしはひとつ条件を出した。



それはいつでも相手をしてあげる代わりにそれ相応のお金を差し出すこと。


彼はすんなりその条件を受け入れた



''一目惚れ''


彼からあたしに対する感情は、ただ一時だけの愛。



だからそんな彼の愛情をあたしは利用してる


はたから見たら本当にクズだと思う。


でも駆とあたしは一心同体


友達ではなく恋人でも無く...かと言ってセフレでもない


お互いが必要とした時お互いを''使う''存在。




なんだろう、多分あたしと駆は切っても切れない



それくらいお互いにとって大きな存在になりすぎた








風呂場から出て服を着ながら時計を見ると時刻は23時20分を指していた






「…ルーム代は駆が払ってくれたんだっけ…。」





荷物をまとめあたしは部屋を出てそのホテルを後にした。



ふと上を見ると今にも雨が降り出しそうな空をしていた。


「寒……久しぶりにあそこ行こうかな...」



これから行く先にあたしの人生を大きく変える出会いがあるだなんてこの時のあたしは想像してすらいなかった