え、それだけ?話が途切れた。

まー別に無理に話を続けさせようとしなくてもいいよね。これから仲良くなっていけばいいんだから。


あー眠くなってきた……



私はいつのまにか眠りについていた。










ん?私に寝てた?部屋は真っ暗。
おそらくここは自分の部屋のベットの上だ。

隣に誰かいる。あ、律(りつ)だ。律というのはお兄ちゃんの名前。


ちょくちょく私の様子を見に東京から来てる。なんだ、部屋間違ってるよ。

でも、まーいいか。小さい頃はよく一緒に寝てた。


「律……」

そう言いながら、律に近寄った。すると優しく抱きしめてくれた。

やっぱり律の胸の中は落ち着く。そのまま私は再び眠りについた。