「莉乃ちゃん、こんな立派な家で1人暮しって凄いね。寂しくないの?」

「私は早くあの家からでて行きたかったし、少し寂しいけど自由が欲しかったからなー」

あの家にいると、私の自由なんてほとんどない。あんな縛られた家は嫌だ。

「そっか、じゃぁーまた遊びに来てもいい?もっと莉乃ちゃんと仲良くなりたい!」

「いいよ!私も詩ちゃんともっと仲良くなりたいなぁー、あと莉乃ちゃんじゃなくて莉乃でいいよ。私も詩って呼んでいい?」

「もちろん!」


ほんと詩はいい子だ。再会してまだ1日なのにこんなに仲良くなれるとは思ってもいなかった。

「あ、そーいえば詩ってら海里の事好きなの?」

「え?!あーやっぱりそー見える?」

詩は顔を赤くし照れながら言った。


「いつから好きなの?」

「えーとね……」



そのあと、いっぱい詩の恋バナを聞いて私たちは大盛り上がり。久しぶりに人の恋バナを聞いてドキドキしたな。