その海は、どこまでも碧かった。


「痛ってーーー!!!
触んな!海!」



「やっぱり碧くんも
日焼け止め塗ればよかったんだよ!」



服着るのも痛いぐらい焼けた



「とにかくオレに触れないで…」



「昔から日焼けすると真っ赤になるよね
碧くん色白だもんね」



「オレも日焼けしたいな
海の彼氏みたいに黒いとカッコいいよな
あ、元カレか…」



「いちいち言わないで!
宙はサッカー部だから1年中黒いの
夏は更に黒さ増すけどね」



「彼とは、その後は…?」



「普通に話してるよ
宙、優しいから…」



「へー…」



それはまだ

海のことが好きなんだと思うよ



「碧くん
今日、楽しかった」



「水、こわくなくなった?
克服できた?」



「うん…
碧くんがいればね」



海は

オレがいなきゃダメなんだよ



でもいつか

オレの代わりになる人が現れるのかもね



オレは

海がいなきゃダメだよ