その海は、どこまでも碧かった。


海と両手を繋いで海水に入った



「碧くん、こわい」



「大丈夫!
まだ足つくから…」



「碧くん背が高いけど
私、チビだから…」



「じゃあ、海、オレに掴まって…」



海がオレの腕に掴まった



「碧くん、絶対離さないでよ!
私、溺れちゃうから…」



海は1度溺れたことがある

それから水がこわくなった



オレの後ろをついて来て

いつの間にか足が届いてなかった


だからオレも責任感じる



「海、大丈夫?」



「うん…
碧くん
碧くんの身体、さっき冷たかったのに温かい」



「海水が冷たいからじゃない?」



ホントは海の身体が触れてるからだった


熱くなるよ


海、こんなビキニだし…



「久しぶりに海に入った
冷たくて、温かくて、気持ちいいね」



「海、こわくない?」



「うん
碧くんがいれば大丈夫!」





かわいい



いつの間にかオレたちは

しっかり抱き合ってた



海、離さないから

いつまでもオレの近くにいてよ



「碧くん、もっとギュッてしてよ!
離れそうで、こわいよ」



これ以上?



「うん」





ずっと海の中にいたら

ずっとくっついていれるのにね



海のビキニから見える谷間が気になった

誰にも見せたくない



「海、コレならオレ見えるでしょ」



「ん?」



「オレ、よく見えるでしょ?」



「うん!碧くんしか見えない」



海が嬉しそうに笑ったから

オレも嬉しくなった



ずっとこーしてたいけど

オレ限界かも…



「海、そろそろ上がろ」



「ん?なんで?
私、大丈夫だよ
こわくないよ」



オレが大丈夫じゃないから…