その海は、どこまでも碧かった。


「海ー、大丈夫?

ちょっと休憩する
飲み物ちょーだい」



テントを覗いたら

海がひとりで待ってた



ビキニ

目のやり場に困る



海の隣に座って飲み物を飲んだ



「碧くん
テントだと碧くんがよく見えない」



うん

それでいんだよ


外から海もよく見えないから



「でも誰からも声掛けられなかったでしょ
日焼けもしないし安全だよ」



「うん
でも碧くん見たいもん」



飲み物を飲んでるオレに

海が寄り掛かってきた



「海、カラダ熱いね」



「碧くん冷たくて気持ちいい」



うん

オレも気持ちいい



海、温かいし

肌、モチモチしてる



ずっとこーしてたい



「碧くん
ココ、暑くて熱中症なっちゃうよ」



「あー、たしかに…
じゃあ、一緒に海入ろうよ!」



「浮き輪もないし絶対ムリ!」



「オレに掴まれば大丈夫だから…」



「ヤダ…こわい…」



「絶対、離さないから…」



「絶対?」



「うん、絶対!
オレが海を離さないから!」



「うん…絶対ね!」