価値なき者には制裁を…~生徒達の逆襲~

もの凄い爆音が誠也の耳を駆け抜けた。

麗子が映っていたモニターは壊れてノイズ音しか聞こえない。

「何で!?」

誠也は画面にしがみついた。

「中村さん!」

声は届かないと分かっていても必死に叫んだ。

「どういうことだS!!」

なぜ爆弾が爆発した?

確かに麗子は暗号を解読し、正しい煙草を引っ張ったはず。

なのになぜ?