価値なき者には制裁を…~生徒達の逆襲~

麗子ははっとした。

「犯した罪」を思い出したのだ。



「やっと気付きましたか?あなたは三カ月前に歩き煙草をしていた時、すれ違った子どもの目に煙草が触れてしまった」



麗子は俯いた。

そう。

ある休日の出来事だった。

起こる瞬間は一瞬で、蹲っている子どもを見て事の次第を理解したのだ。