価値なき者には制裁を…~生徒達の逆襲~

「あなたは『罪人予備軍』だからです」

Sの声が資料室に響く。

「あなたがここ三カ月で自分が犯した罪は何だと思いますか?」

三カ月?

麗子は頭を捻った。

「いいえ。何もないわ」

「本当に?」

「ええ」

麗子ははっきりと答えた。