思いきって扉を開ければ、リンリーンと鈴の音が響き渡った。
「おかえりなさい!ご主人様」
ふりふりメイドの服を身に纏う女の子達が並んで出迎えてくれる。
「お1人様ですか?」
ツインテールの女の子のきゃるんとした声のトーン。
「こちらの席でよろしいですか?」
「は、はい」
ピンクのテーブルに木製の茶色の椅子。
お菓子がコンセプトなのかな。
「ご注文決まりましたら、そちらのベルで戻りますね!」
スカートを揺らしながら、口許に手をあててにっこりとして、仕草も全てがメイドになりきっている。
こ、これを私にやれと??
一気に自信が無くなっていく。
「おかえりなさいませ、芽生ちゃん!」
思考回路が迷路になってるところで聞き覚えのある声が耳に入った。



