「あ、そうだ。南高っていえば……」
「店長!!すみません、遅くなって!!!」
うっすら髭の生えたお姉系の店長の言葉を遮ったのは、周りの子達と同じメイド服をきた女の子。
どこかで、会ったことあるような。
「この子は萌花ちゃん。芽生ちゃんと同じ年よ。萌花、色々教えてあげてね」
なんて、このカフェの店長が女の子の肩をポンと叩く。
大きな瞳にぷっくりとした唇。走ってきたのかふわりとしたブラウン色の髪が乱れてる。
こんなお人形さんみたいに可愛い子、どこかで会ってたら忘れる筈がない。
「あっ、ねぇ、あなたどこかで会ったこと……」
「え?」
「イブの彼女!!」
記憶が繋がえる。
目の前に立つ女の子に思いきり人差し指をさせば、彼女は大きな瞳をパチパチとさせた。



