「もっと一緒に居たい。もっと話がしたい。デートしたい。抱きしめたい。もっともっとって。きっと柚葉を愛してからずっと。どんどん欲張りになってる。わがままになってる。」
「・・・」
「ただ生きていてほしい。ただ、もう一度目を覚ましてほしい。一度だけ・・・一度だけって願っていたのに、今じゃ比べ物にならないくらい欲張りだ。叶えたい夢がいっぱいある。譲れないものがいっぱいある。」
永遠の言葉を聞きながら柚葉も同じだと思っていた。

「私も・・・」
泣き声でつぶやく柚葉の言葉に、愛しさが溢れて抱きしめる手に力を込める永遠。

「いいんだよ。欲張りでわがままでいいんだよ。どんな思いも俺は受け止める。叶える。」
「・・・」
「違うか。きっと柚葉が隣に居てくれるから、叶えようって思えるんだ。そのための力が湧いてくるんだ。」

柚葉も同じだ。