スペシャル企画 儚く甘い 番外編追加しました

不妊治療をしている俺たち。
授かれるかもしれない確率はかなり低い。それでも試さずに諦めることはできないと、挑戦している。

きっと話が聞こえている紗那も、どこか嫌な予感がしたのだろう。

不安そうな表情を見せる。

俺たちは・・・流産を経験している。

あの時の紗那の精神的な負担はかなり大きかった。
最近になって、少しずつ笑顔が見られるようになっていたこの時期に・・・また俺たちにとってつらい現実が待っているかもしれないと不安になるのは俺も同じだ。

もしかしたら治療をもうやめないとならないかもしれない。
もしかしたら、再び紗那の体に病気が見つかるかもしれない。

俺は全身の力を抜けないまま、婦人科病棟の診察室に紗那と一緒に入った。