きっと私はこの先、この人以上に誰かを愛することはできないとわかっている。

無邪気に笑う彼の背負うものは私には計り知れない。
その大きさに、逃げ出したくなるであろう運命。
でも彼は逃げずに立ち向かおうと、幼いころから努力をしてきたことを知っている。

私はほかの誰よりも彼を理解しているつもりだ。

それだけ彼と一緒に過ごしてきた。

楽しい時もうれしい時も。
苦しい時も悔しい時も。
悲しい時も。

いつだって、体も心もそばにいた。

離れたくないと強く思うほどに私は彼を愛した。