スペシャル企画 儚く甘い 番外編追加しました

彼女の左手の薬指には光る指輪。

同じ指輪が俺の左手の薬指にも光っている。


「ねぇ、どんな夢だったの?」
「教えない。」
頬を膨らます彩。
「内緒ー。」
彼女を後ろから抱き寄せて、薬指の指輪が重なるように手を握る。

光に反射する指輪がまぶしい。

「教えてよー。」
「だめー。」
「愛してる、彩。」