掃除も洗濯も、雅がしてくれることのほうが圧倒的に多い。

「ふえっ・・・ふ・・・」
朝からぐずっている息子。
こういう日はいつも以上に物事がうまくいかない。
朝からずっと息子を抱っこしているものの、座っているとぐずるため、立ってあやさなければいけない。

すくすくと育っている息子の体重はすでに5キロ近い。
5キロの息子を抱っこしてあやして歩くと、重心を移動させるたびにお腹に激痛が走った。

傷は回復してるんだから・・・弱音はいていられない!

私は意を決してぐずる息子がうまく眠れるようにと、外へ出る支度を始めた。

雅が抱っこしてくれて、私たちは外を散歩したことが何度かある。
息子は気持ちよさそうにしていたものの、一緒に散歩に出た私が先にばててしまって、一度家に戻り私は留守番して、もう一度雅が息子を散歩に連れ出してくれるという結末が続いていた。