叶からのプロポーズをどこまでどう知ってたか分からないけど、時雨はあたしに何も訊かなかった。そんなにお喋りでもないのは知っている。でも言いたいことは何でもストレートに話す人。訊かれても答えようがない。・・・と、あたしも触れない。
海沿いのイタリアンカフェでランチをし、アンティークな店内にそっと視線を巡らせれば男女の二人連れが目に付く。カジュアルなジーンズスタイルの時雨とブラウスにスカートの大人しめコーデの自分は、他人からはどう見えるんだろう。
切り分けたピザを気取りなく口に放り込むのをじっと見つめていると、ナプキンで口許を拭った彼と目が合って意地悪く笑まれる。
「今さら惚れ直したか?」
「・・・そういうんじゃ」
視線を泳がせ、少し素っ気なく。
「俺無しじゃいらんねークセに素直じゃないんだよ、スズは」
刹那、心臓が小さく跳ねた。
何も言えないのが答えな気もした。
淡く笑った時雨がいつもより大人びて・・・見えた。
海沿いのイタリアンカフェでランチをし、アンティークな店内にそっと視線を巡らせれば男女の二人連れが目に付く。カジュアルなジーンズスタイルの時雨とブラウスにスカートの大人しめコーデの自分は、他人からはどう見えるんだろう。
切り分けたピザを気取りなく口に放り込むのをじっと見つめていると、ナプキンで口許を拭った彼と目が合って意地悪く笑まれる。
「今さら惚れ直したか?」
「・・・そういうんじゃ」
視線を泳がせ、少し素っ気なく。
「俺無しじゃいらんねークセに素直じゃないんだよ、スズは」
刹那、心臓が小さく跳ねた。
何も言えないのが答えな気もした。
淡く笑った時雨がいつもより大人びて・・・見えた。



