「…?」
「…?ヘリ?」
おかしい、と思った。
ここは、『青薔薇委員会』本部。
ヘリの離陸場はあれど、国内でヘリコプターを使うのは、何かしらの緊急時のみ。
それ以外の空路は、全て飛行場を経由する。
『青薔薇委員会』に直接、しかも何の事前連絡もなく、ヘリがやって来るなんて。
「…!一体、何が…!」
俺は、慌てて部屋の窓を開け、ベランダに出た。
すると。
建物の真上に、真っ白なヘリコプターが滞空していた。
…!?
そのヘリの乗降口が、ぱかっと開いたかと思うと。
しゅるり、と一本のワイヤーが垂らされ。
さながらターザンのごとく、そのワイヤーを伝って、人影が降りてきた。
な、なん…。
「お久し振りです。お迎えに上がりました」
真っ赤な、大きな赤い薔薇の花束を持って。
それはもう颯爽と。
まるで王子のように。
いや…元王子なんだけど。
「あ~っ!ルーチェス君だぁ〜っ!」
セカイ殿が、ルーチェス殿の姿を見つけるなり、ベランダに駆け寄ってきた。
「本当に迎えに来てくれたんだね!」
「え、疑ってたんですか?」
「ううん!来てくれると思ってたよ!も〜!待たせ過ぎ!」
「済みません。これでも結構急いだんですが」
ヘリで来たくらいですからね。飛行機じゃなくて。
「もう待ち過ぎて、カップ麺出来るところだったよ」
…三分?
「そうでしたか。じゃあヘリにして正解でしたね。見てください、あのヘリ」
ルーチェス殿が上を指差すので、釣られて俺も上を見ると。
真っ白。
真っ白なヘリ。
「白馬で来ようかと思ったんですが、馬だと日数かかるんで、白馬ならぬ、白ヘリで迎えに来ました」
むしろ、馬で来ようという選択肢があったのが凄い。
そうか。王子だったんだもんな。馬術くらいは嗜んでいたのかもしれない。
「成程!さすがルーチェス君、ロマンチックだね〜!」
…ヘリが?
どうしよう。なんかもう、既についていけてない。この二人に。
「…?ヘリ?」
おかしい、と思った。
ここは、『青薔薇委員会』本部。
ヘリの離陸場はあれど、国内でヘリコプターを使うのは、何かしらの緊急時のみ。
それ以外の空路は、全て飛行場を経由する。
『青薔薇委員会』に直接、しかも何の事前連絡もなく、ヘリがやって来るなんて。
「…!一体、何が…!」
俺は、慌てて部屋の窓を開け、ベランダに出た。
すると。
建物の真上に、真っ白なヘリコプターが滞空していた。
…!?
そのヘリの乗降口が、ぱかっと開いたかと思うと。
しゅるり、と一本のワイヤーが垂らされ。
さながらターザンのごとく、そのワイヤーを伝って、人影が降りてきた。
な、なん…。
「お久し振りです。お迎えに上がりました」
真っ赤な、大きな赤い薔薇の花束を持って。
それはもう颯爽と。
まるで王子のように。
いや…元王子なんだけど。
「あ~っ!ルーチェス君だぁ〜っ!」
セカイ殿が、ルーチェス殿の姿を見つけるなり、ベランダに駆け寄ってきた。
「本当に迎えに来てくれたんだね!」
「え、疑ってたんですか?」
「ううん!来てくれると思ってたよ!も〜!待たせ過ぎ!」
「済みません。これでも結構急いだんですが」
ヘリで来たくらいですからね。飛行機じゃなくて。
「もう待ち過ぎて、カップ麺出来るところだったよ」
…三分?
「そうでしたか。じゃあヘリにして正解でしたね。見てください、あのヘリ」
ルーチェス殿が上を指差すので、釣られて俺も上を見ると。
真っ白。
真っ白なヘリ。
「白馬で来ようかと思ったんですが、馬だと日数かかるんで、白馬ならぬ、白ヘリで迎えに来ました」
むしろ、馬で来ようという選択肢があったのが凄い。
そうか。王子だったんだもんな。馬術くらいは嗜んでいたのかもしれない。
「成程!さすがルーチェス君、ロマンチックだね〜!」
…ヘリが?
どうしよう。なんかもう、既についていけてない。この二人に。


