これもう、完全にDVですね。
お巡りさん。現行犯です。
「何するんですかルルシー!」
「良いかルレイア、お前はもう黙ってろ。静かにしてろ」
「何で?」
「これでも咥えてろ!」
「もごっ」
ルルシーは、棒付きの飴玉を俺の口の中に突っ込んできた。
いやん。ルルシーが食べさせてくれちゃった。
幸せ。
久々だよねこれ。
「よし、これでしばらく静かになったな…」
「…あの…ルルシー殿…」
「済まん、ルーシッド…。これでしばらく黙ってるから、今のうちに話そう。何だ?聞きたいことって」
「え、えぇと…。ヒイラ・ディートハットのことなんですが」
あぁ、なんだ奴のことか。
今更どうでも良くね?と思ったが。
ルーシッドは知らされてないんだっけ。
「彼はどうなりました?帝国騎士団は、彼の身柄を押さえていないと聞いていますが」
「あぁ。奴のことは、こちらで任せてもらってる。悪いが、奴は死んでもらわないと困るからな」
「やはり…そうですか」
と、顔を曇らせるルーシッド。
こいつは正義厨だからな。
相手が例え悪人でも、出来ることなら、生きて罪を償わせたいと思うのだろう。
だが、世の中そんなに甘くはない。
死んだ方が良い人間ってのは、いるんだよ。
少なくともヒイラは、『白亜の塔』という禁忌を知ってしまった。
その時点で、奴に救いはない。
気の毒なのは、俺やルリシヤと同じく、『光の灯台』開発チームに選ばれたメンバー四人だよな。
奴らは確かに馬鹿ではあったが、『帝国の光』に入ってしまったこと以外に、罪はなかった。
運が悪かったのだと思ってくれ。
来世では、きっと良い死に方できるよ。
「しかし…現場からは逃げたそうですが、行方は…」
「こちらで確認している。心配するな。絶対に逃がしはしない」
裏切り者や逃亡者の追跡は、マフィアのジョブだからな。
無能な帝国騎士団ならいざ知らず、俺達が追跡者を逃すことは有り得ない。
その証拠に。
「…む?」
俺のスマートフォンが、ポケットの中で振動した。
「あの場で殺すのは不味い。少し泳がせてから、人気のない場所で確実に…」
と、ルルシーが説明している間に、スマートフォンに届いたメッセージを確認した俺は。
「ねぇねぇ、ルルシー」
「…何だよ。しばらく黙ってろって言ったろ?」
酷い。
「アイズから連絡が来たんですよぅ。そのヒイラ、ついさっき始末したそうです」
「…!早かったな」
「アイズ子飼いの、特殊部隊を動かしたそうですからね」
それは、仕事も早いだろう。
いやはや。
「…そんな訳だ。ヒイラについては、何も心配することはない」
「…そうですか。分かりました」
「感謝して欲しいですね。全くこの童貞坊やが不甲斐ないせいで、俺達が汚れ仕事を押し付け、もごもごもご」
「黙ってようなルレイア…!」
いやん。飴突っ込まないでルルシー。
えっち。
すると、ルーシッドは。
「…はい。今回は、本当にありがとうございました」
「…あ?」
なんか、いきなり改まって礼を言い始めたぞ。
お巡りさん。現行犯です。
「何するんですかルルシー!」
「良いかルレイア、お前はもう黙ってろ。静かにしてろ」
「何で?」
「これでも咥えてろ!」
「もごっ」
ルルシーは、棒付きの飴玉を俺の口の中に突っ込んできた。
いやん。ルルシーが食べさせてくれちゃった。
幸せ。
久々だよねこれ。
「よし、これでしばらく静かになったな…」
「…あの…ルルシー殿…」
「済まん、ルーシッド…。これでしばらく黙ってるから、今のうちに話そう。何だ?聞きたいことって」
「え、えぇと…。ヒイラ・ディートハットのことなんですが」
あぁ、なんだ奴のことか。
今更どうでも良くね?と思ったが。
ルーシッドは知らされてないんだっけ。
「彼はどうなりました?帝国騎士団は、彼の身柄を押さえていないと聞いていますが」
「あぁ。奴のことは、こちらで任せてもらってる。悪いが、奴は死んでもらわないと困るからな」
「やはり…そうですか」
と、顔を曇らせるルーシッド。
こいつは正義厨だからな。
相手が例え悪人でも、出来ることなら、生きて罪を償わせたいと思うのだろう。
だが、世の中そんなに甘くはない。
死んだ方が良い人間ってのは、いるんだよ。
少なくともヒイラは、『白亜の塔』という禁忌を知ってしまった。
その時点で、奴に救いはない。
気の毒なのは、俺やルリシヤと同じく、『光の灯台』開発チームに選ばれたメンバー四人だよな。
奴らは確かに馬鹿ではあったが、『帝国の光』に入ってしまったこと以外に、罪はなかった。
運が悪かったのだと思ってくれ。
来世では、きっと良い死に方できるよ。
「しかし…現場からは逃げたそうですが、行方は…」
「こちらで確認している。心配するな。絶対に逃がしはしない」
裏切り者や逃亡者の追跡は、マフィアのジョブだからな。
無能な帝国騎士団ならいざ知らず、俺達が追跡者を逃すことは有り得ない。
その証拠に。
「…む?」
俺のスマートフォンが、ポケットの中で振動した。
「あの場で殺すのは不味い。少し泳がせてから、人気のない場所で確実に…」
と、ルルシーが説明している間に、スマートフォンに届いたメッセージを確認した俺は。
「ねぇねぇ、ルルシー」
「…何だよ。しばらく黙ってろって言ったろ?」
酷い。
「アイズから連絡が来たんですよぅ。そのヒイラ、ついさっき始末したそうです」
「…!早かったな」
「アイズ子飼いの、特殊部隊を動かしたそうですからね」
それは、仕事も早いだろう。
いやはや。
「…そんな訳だ。ヒイラについては、何も心配することはない」
「…そうですか。分かりました」
「感謝して欲しいですね。全くこの童貞坊やが不甲斐ないせいで、俺達が汚れ仕事を押し付け、もごもごもご」
「黙ってようなルレイア…!」
いやん。飴突っ込まないでルルシー。
えっち。
すると、ルーシッドは。
「…はい。今回は、本当にありがとうございました」
「…あ?」
なんか、いきなり改まって礼を言い始めたぞ。


