ルレイア殿だったら、すぐにでもその手を振り払って、地面に叩きつけるところだろうが。
俺はされるがまま、そのまま言葉を続けた。
「『ルティス帝国を考える会』は、『帝国の光』に活動資金を勝手に寄付していましたよね」
「あなた…!なんてことを…!」
「更に以前、俺がサークルの活動方針と違う発言をしたことで、エリミア会長に退会を迫られたときのこと」
「…!」
「実はあのとき、スマートフォンで録音していました。その音声を、学生課に提出しました。…以上、これだけの悪質な行為が確認されたサークルは、ルティス帝国総合大学に相応しくないということで…学生課から正式に、解散命令が出されました」
「あなた…私達を…『ルティス帝国を考える会』を売ったの!?」
…売った…か。
確かに、そうなのかもしれない。
春に入会してから、ずーっと俺は、会に反対するようなことを言い続け。
最後の最後まで、会に背き。
そして、遂に解散にまで追い込んだ。
「あなた…私に何か恨みでもあるの!?復讐でもしたつもり!?」
「勘違いしないでください。俺はただ…自分の正義に従ったまでです」
「…正義…ですって?」
呆然と呟くエリミア会長。
彼女には、まだ「正義」の意味が分かっていないのだ。
俺がかつて、そうだったように。
「人の数だけ正義はある。でも誰かにとっての正義は、いつでも誰かにとっての悪です」
誰にとっても正義であることはない。
同じく、誰にとっても悪であることも、ない。
「今回は、あなた方が信じる正義が、俺にとっての悪だった。それだけの話です」
逆もまた然り。
だからあなたは、俺を『ルティス帝国を考える会』から追い出そうとしたんでしょう?
俺が、エリミア会長にとって悪だとみなされたように。
俺もまた、この人達のことを悪とみなした。
だから、俺は俺の信じる正義を貫いた。
…その結果が、これだ。
責められても構わない。卑怯だと罵られても良い。
それで、俺の信じるルティス帝国が守られるのならば。
それが、俺の正義だから。
俺はされるがまま、そのまま言葉を続けた。
「『ルティス帝国を考える会』は、『帝国の光』に活動資金を勝手に寄付していましたよね」
「あなた…!なんてことを…!」
「更に以前、俺がサークルの活動方針と違う発言をしたことで、エリミア会長に退会を迫られたときのこと」
「…!」
「実はあのとき、スマートフォンで録音していました。その音声を、学生課に提出しました。…以上、これだけの悪質な行為が確認されたサークルは、ルティス帝国総合大学に相応しくないということで…学生課から正式に、解散命令が出されました」
「あなた…私達を…『ルティス帝国を考える会』を売ったの!?」
…売った…か。
確かに、そうなのかもしれない。
春に入会してから、ずーっと俺は、会に反対するようなことを言い続け。
最後の最後まで、会に背き。
そして、遂に解散にまで追い込んだ。
「あなた…私に何か恨みでもあるの!?復讐でもしたつもり!?」
「勘違いしないでください。俺はただ…自分の正義に従ったまでです」
「…正義…ですって?」
呆然と呟くエリミア会長。
彼女には、まだ「正義」の意味が分かっていないのだ。
俺がかつて、そうだったように。
「人の数だけ正義はある。でも誰かにとっての正義は、いつでも誰かにとっての悪です」
誰にとっても正義であることはない。
同じく、誰にとっても悪であることも、ない。
「今回は、あなた方が信じる正義が、俺にとっての悪だった。それだけの話です」
逆もまた然り。
だからあなたは、俺を『ルティス帝国を考える会』から追い出そうとしたんでしょう?
俺が、エリミア会長にとって悪だとみなされたように。
俺もまた、この人達のことを悪とみなした。
だから、俺は俺の信じる正義を貫いた。
…その結果が、これだ。
責められても構わない。卑怯だと罵られても良い。
それで、俺の信じるルティス帝国が守られるのならば。
それが、俺の正義だから。


