――――――…『裏党』の党員に付き添われて。
ヒイラは、武器庫兼秘密の研究室がある、地下にやって来た。
絶対ここに来ると思ってたよ。
ここで待ち構えていて、正解だった。
そして。
「くそっ…。どうなってるんだ、畜生っ…」
狼狽え、動揺し、悪態をつき、焦燥したご様子のヒイラを見たところ。
どうやら、俺の優秀な弟子とシュノさんは、『表党』の反乱に成功したらしいな。
ま、失敗するなんて、ハナから思っちゃいないが。
何せ、あのアイズが考えた作戦なんだから。
「ど、どうしましょう同志ヒイラ…」
「まさか、『表党』の連中が反乱を起こすなんて…!」
「何処からそんな情報が漏れて…」
ヒイラ以上に狼狽えまくる『裏党』の党員に、
「そんなこと、今はどうでも良いんだ!」
ヒイラは、怒りに任せた怒号を飛ばした。
これには、党員達もびっくり。
「バレてしまった以上、もうどんな釈明をしたって、あいつらは納得しない!くそっ…どうしてこんなことに…」
そう。どんな釈明をしても、もう誰もあんたのことなんて、信じないよ。
あんたが、誰も信じなかったのと同じようにな。
そんな訳なので。
「一体、何があったんですか?同志ヒイラ…」
俺はヒイラに駆け寄り、白々しく演技した。
何があったかなんて、一から十まで知ってる。
お膳立てしたのは、俺達なんだからな。
するとヒイラは、苛立ち紛れに吐き捨てた。
「誰かが、『帝国の光』の秘密を『表党』の連中にバラしたんだ。武器庫の存在も知られてしまった…」
「そんな…」
それは面白いことになりましたね。
「でも…ですが、大丈夫です、同志ヒイラ」
「何が大丈夫なんだよ!?」
逆ギレされた。
俺、逆ギレされると、逆逆ギレ起こしてぶん殴りたくなるタイプなんだけど。
それを抑えて、俺は白々しい演技を続けた。
「『光の灯台』があります!今こそ、『光の灯台』を使いましょう」
「『光の灯台』って…だけどあれはまだ、」
「試用段階ではありますが、完成しています!」
「!」
…言っておくが。
勿論、嘘である。
ヒイラをぬか喜びさせたくて、つい。
「本当か!?出来たのか!」
案の定、この喜びよう。
砂漠のど真ん中で、オアシスでも見つけたみたいだ。
笑いそうになるからやめてくれ。
よくもまぁ、こんな分かりやすい嘘を信じるよ。
それだけ、ヒイラも追い詰められてるってことなんだろうけど。
大体、ちょっと前まで「完成には時間がかかる」とあれだけ言われていたのに。
いきなり「完成しました!」と言われて、それを信じるとは。
おめでたい頭だよ。
まぁ、こんな嘘はすぐにバレるのだから、大した意味はないのだが。
俺が楽しかったから良いよ。
「丁度良い…!『光の灯台』を使えば、『表党』の連中も黙らせられる…」
「…」
「あんな奴ら、洗脳して丸め込んでしまえば…」
…お前。
今、自分が言ってること分かってるか?
ヒイラは、武器庫兼秘密の研究室がある、地下にやって来た。
絶対ここに来ると思ってたよ。
ここで待ち構えていて、正解だった。
そして。
「くそっ…。どうなってるんだ、畜生っ…」
狼狽え、動揺し、悪態をつき、焦燥したご様子のヒイラを見たところ。
どうやら、俺の優秀な弟子とシュノさんは、『表党』の反乱に成功したらしいな。
ま、失敗するなんて、ハナから思っちゃいないが。
何せ、あのアイズが考えた作戦なんだから。
「ど、どうしましょう同志ヒイラ…」
「まさか、『表党』の連中が反乱を起こすなんて…!」
「何処からそんな情報が漏れて…」
ヒイラ以上に狼狽えまくる『裏党』の党員に、
「そんなこと、今はどうでも良いんだ!」
ヒイラは、怒りに任せた怒号を飛ばした。
これには、党員達もびっくり。
「バレてしまった以上、もうどんな釈明をしたって、あいつらは納得しない!くそっ…どうしてこんなことに…」
そう。どんな釈明をしても、もう誰もあんたのことなんて、信じないよ。
あんたが、誰も信じなかったのと同じようにな。
そんな訳なので。
「一体、何があったんですか?同志ヒイラ…」
俺はヒイラに駆け寄り、白々しく演技した。
何があったかなんて、一から十まで知ってる。
お膳立てしたのは、俺達なんだからな。
するとヒイラは、苛立ち紛れに吐き捨てた。
「誰かが、『帝国の光』の秘密を『表党』の連中にバラしたんだ。武器庫の存在も知られてしまった…」
「そんな…」
それは面白いことになりましたね。
「でも…ですが、大丈夫です、同志ヒイラ」
「何が大丈夫なんだよ!?」
逆ギレされた。
俺、逆ギレされると、逆逆ギレ起こしてぶん殴りたくなるタイプなんだけど。
それを抑えて、俺は白々しい演技を続けた。
「『光の灯台』があります!今こそ、『光の灯台』を使いましょう」
「『光の灯台』って…だけどあれはまだ、」
「試用段階ではありますが、完成しています!」
「!」
…言っておくが。
勿論、嘘である。
ヒイラをぬか喜びさせたくて、つい。
「本当か!?出来たのか!」
案の定、この喜びよう。
砂漠のど真ん中で、オアシスでも見つけたみたいだ。
笑いそうになるからやめてくれ。
よくもまぁ、こんな分かりやすい嘘を信じるよ。
それだけ、ヒイラも追い詰められてるってことなんだろうけど。
大体、ちょっと前まで「完成には時間がかかる」とあれだけ言われていたのに。
いきなり「完成しました!」と言われて、それを信じるとは。
おめでたい頭だよ。
まぁ、こんな嘘はすぐにバレるのだから、大した意味はないのだが。
俺が楽しかったから良いよ。
「丁度良い…!『光の灯台』を使えば、『表党』の連中も黙らせられる…」
「…」
「あんな奴ら、洗脳して丸め込んでしまえば…」
…お前。
今、自分が言ってること分かってるか?


