いやぁ、この様子、実況中継してネットに流したら、再生数稼げそうだなぁ、なんて。
愉快なことを考えていると。
ようやく、四面楚歌のヒイラに、救助隊が現れた。
「お前達、下がれ、下がるんだ!」
御大層な制服に身を包んだ、『裏党』の党員達である。
彼らも、いきなりの『表党』の反乱に動揺していたが。
それでも、厚い忠誠心(笑)を持つ彼らは、何とか党首を助けようと、割って入った。
しかし、ここでも喧嘩勃発。
「お前達が『裏党』とかいう党員か!?」
「私達とあなた達と、何が違うって言うのよ!」
「そうだ!皆平等なのが『帝国の光』の信条じゃなかったのか!?今までずっと、俺達を見下してたんだろ!」
面白過ぎて、胃腸が捩れそうなんですけど。
あんまりにも見てて面白いので。
「僕も野次に加わって良いですかね?」
これ、もう見てるだけなんてつまらないですよ。
参加したい。
「い…良いと思うけど、何て言うの?」
「『ねぇねぇ、便利なお財布だと思ってたお仲間(笑)に裏切られて、今どんな気分?』」
「…それはやめた方が良いと思う…」
「そうですか」
じゃ、やめておこうか。
残念です。
「皆さん、落ち着いてください!ルティス帝国の未来を担う我々が、こんなところで内部分裂していたら…!」
と、『裏党』の一人が訴えようとしたが。
頭に血が上った『表党』党員一同は、落ち着くどころか。
「そっちが私達を差別していたんでしょう!?何がルティス帝国の未来よ!」
「そうだ!大衆を騙して、重要なことは裏で自分達だけで仕切るなら、今の帝国騎士団と変わらないじゃないか!」
帝国騎士団風評被害。
確かに彼らは、ルティス帝国をあれこれ裏で牛耳ってますが。
少なくとも彼らは、国民を騙して蔑むということは、してないですよ。
ましてや、国民を洗脳して言うことを聞かせようなんて、さらさら。
しかしそれでも『裏党』の党員、諦めない。
とにかくこの場を収めようと、必死に叫ぶ。
「同志ヒイラには、それなりのお考えがあるのです!」
「仲間を騙すことに、何の考えがあるのよ!」
正論が爆発してますね。
「それについては、きちんと説明します!同志ヒイラの口から、皆さんにちゃんと説明します。そうですよね、同志ヒイラ?」
「え、あ…あぁ!約束する!皆に納得してもらえるよう、ちゃんと説明する!」
『裏党』の仲間に促され、呆然としていたヒイラが、ようやく正気に戻った。
「皆、今は気が昂っているようだが、少し落ち着いて欲しい!皆が今抱えているわだかまりは、必ず釈明する!納得出来る理由があるんだ!」
狼狽えながらも、ヒイラは何とか、党首としての威厳を保った。
そう言われてしまうと、いくら騙されていたとはいえ、一度は信じた組織のリーダー。
本当に納得の行く説明があるのか、ならそれを聞くまでは…と。
『表党』の党員達も、ようやく少し静かになった。
「大丈夫だ。俺は逃げない!ちゃんと皆に説明するから、今は少し待って欲しい!」
ヒイラがそう叫ぶと。
群衆達は、懐疑的な目を向けながらも、しかし反対する者はいなかった。
納得出来る理由があるなら、聞いてやろうじゃないか、といった様子だ。
…甘いですね。ここでヒイラを逃したら、そのままトンズラするかもしれないというのに。
しかし、群衆が「猶予を与える」という決定をしてしまった以上。
これ以上の追撃は、どうやら無理そうですね。
愉快なことを考えていると。
ようやく、四面楚歌のヒイラに、救助隊が現れた。
「お前達、下がれ、下がるんだ!」
御大層な制服に身を包んだ、『裏党』の党員達である。
彼らも、いきなりの『表党』の反乱に動揺していたが。
それでも、厚い忠誠心(笑)を持つ彼らは、何とか党首を助けようと、割って入った。
しかし、ここでも喧嘩勃発。
「お前達が『裏党』とかいう党員か!?」
「私達とあなた達と、何が違うって言うのよ!」
「そうだ!皆平等なのが『帝国の光』の信条じゃなかったのか!?今までずっと、俺達を見下してたんだろ!」
面白過ぎて、胃腸が捩れそうなんですけど。
あんまりにも見てて面白いので。
「僕も野次に加わって良いですかね?」
これ、もう見てるだけなんてつまらないですよ。
参加したい。
「い…良いと思うけど、何て言うの?」
「『ねぇねぇ、便利なお財布だと思ってたお仲間(笑)に裏切られて、今どんな気分?』」
「…それはやめた方が良いと思う…」
「そうですか」
じゃ、やめておこうか。
残念です。
「皆さん、落ち着いてください!ルティス帝国の未来を担う我々が、こんなところで内部分裂していたら…!」
と、『裏党』の一人が訴えようとしたが。
頭に血が上った『表党』党員一同は、落ち着くどころか。
「そっちが私達を差別していたんでしょう!?何がルティス帝国の未来よ!」
「そうだ!大衆を騙して、重要なことは裏で自分達だけで仕切るなら、今の帝国騎士団と変わらないじゃないか!」
帝国騎士団風評被害。
確かに彼らは、ルティス帝国をあれこれ裏で牛耳ってますが。
少なくとも彼らは、国民を騙して蔑むということは、してないですよ。
ましてや、国民を洗脳して言うことを聞かせようなんて、さらさら。
しかしそれでも『裏党』の党員、諦めない。
とにかくこの場を収めようと、必死に叫ぶ。
「同志ヒイラには、それなりのお考えがあるのです!」
「仲間を騙すことに、何の考えがあるのよ!」
正論が爆発してますね。
「それについては、きちんと説明します!同志ヒイラの口から、皆さんにちゃんと説明します。そうですよね、同志ヒイラ?」
「え、あ…あぁ!約束する!皆に納得してもらえるよう、ちゃんと説明する!」
『裏党』の仲間に促され、呆然としていたヒイラが、ようやく正気に戻った。
「皆、今は気が昂っているようだが、少し落ち着いて欲しい!皆が今抱えているわだかまりは、必ず釈明する!納得出来る理由があるんだ!」
狼狽えながらも、ヒイラは何とか、党首としての威厳を保った。
そう言われてしまうと、いくら騙されていたとはいえ、一度は信じた組織のリーダー。
本当に納得の行く説明があるのか、ならそれを聞くまでは…と。
『表党』の党員達も、ようやく少し静かになった。
「大丈夫だ。俺は逃げない!ちゃんと皆に説明するから、今は少し待って欲しい!」
ヒイラがそう叫ぶと。
群衆達は、懐疑的な目を向けながらも、しかし反対する者はいなかった。
納得出来る理由があるなら、聞いてやろうじゃないか、といった様子だ。
…甘いですね。ここでヒイラを逃したら、そのままトンズラするかもしれないというのに。
しかし、群衆が「猶予を与える」という決定をしてしまった以上。
これ以上の追撃は、どうやら無理そうですね。


