The previous night of the world revolution6~T.D.~

全く、素直なんだか、素直じゃないんだか。

「良いの?また…傷つくことになるかもしれないのに」

『そうかもしれないな。でも、ここで目を逸らしたら、それはそれでまた傷つく』

そう。

「そこまで覚悟してるなら…もう、止めないよ。最後まで、見届けると良い」

『あぁ。そうさせてもらう。気を遣わせて済まないな』

まさか。

「とんでもない。私達は、家族だからね」

『…家族…家族か。…そうだな』

そうだよ。

だから、何も遠慮することはない。

「シュノやルーチェス、それと帝国騎士団には、予定通り私から連絡しておく。Xデーはいつ?」

『いつでも。用意は出来てる』

用意が出来てるのは、こちらも同じだ。

ならば、決行日は。

「明日でどうかな」

『…それはまた、早急だな』

「早過ぎる?心の準備が必要?」

それなら、もう少し待っても良いが。

しかし、ルリシヤは。

『いや、俺はもう充分待った。すぐにでも帰って、仮面舞踏会でも開きたい気分だよ』

成程。それは良い考えだ。

「分かった。じゃあ、明日計画通り事を進めて…盛大に、仮面舞踏会を開こう」

『宜しく頼む』

「こちらこそ」

そう言って、私はルリシヤと最後の通話を終えた。

…さぁ。

それじゃ、最後の準備を始めるかな。