――――――…こちらは、『青薔薇連合会』本部。
私はルリシヤから、最後の連絡を受けていた。
彼がこの携帯から掛けてくるということは、そういうことだ。
そして、私もそろそろ仕掛ける時が来たと思っていたところだ。
さすがルリシヤ。ちゃんと分かってる。
「良いと思うよ。私も」
『…シュノ先輩や、ルーチェス後輩は?『表党』の準備は済んでるのか?』
「水面下で進めてる。一度火をつければ、あとは自然に爆発するんじゃないかな」
『分かった。なら…宴を始めようか』
宴…か。
彼らしい言い方だが、宴と呼ぶには、いささか滑稽な気もするな。
「君は大丈夫?」
『こちらは準備万端だ』
「そうじゃなくて、メンタル的な意味で」
『…』
…うん。
やっぱり、心配していた通りだったね。
短くはない時間を、ヒイラ・ディートハットと過ごしたのだ。
それが仮初の友情だったとしても、情であることに変わりはない。
ならば、無理はさせたくない。
ましてや彼にとって、ヒイラは…。
『…さすが。遠く離れていても、アイズ先輩の目は誤魔化せないな』
「まぁね」
伊達に、長いこと『青薔薇連合会』の幹部をやってないからね。
『確かに俺は、ヒイラを…あいつと…グリーシュと重ねて見てしまう…時がある』
やっぱり。
だから心配だったんだ。
友人を、二度も失うような思いをさせてしまうんじゃないかって。
家族に、そんな辛い思いはさせたくなかった。
「君は外れて良いよ。もう計画は最終段階だ。始めてしまったら止まらない。君がいてもいなくても、事は進められる」
見たくないものを、無理に見る必要はないのだ。
しかし。
『まさか。ここで降りる訳にはいかない』
「君はもう充分、役目を果たした。責任は取ったよ」
『責任云々の問題ではない。グリーシュの面影と、重ねてしまっているからこそ…俺は、最後まで見届けたいんだ。彼の…末路を』
…やっぱり。
君なら、そう言うんじゃないかと思ってたよ。
私はルリシヤから、最後の連絡を受けていた。
彼がこの携帯から掛けてくるということは、そういうことだ。
そして、私もそろそろ仕掛ける時が来たと思っていたところだ。
さすがルリシヤ。ちゃんと分かってる。
「良いと思うよ。私も」
『…シュノ先輩や、ルーチェス後輩は?『表党』の準備は済んでるのか?』
「水面下で進めてる。一度火をつければ、あとは自然に爆発するんじゃないかな」
『分かった。なら…宴を始めようか』
宴…か。
彼らしい言い方だが、宴と呼ぶには、いささか滑稽な気もするな。
「君は大丈夫?」
『こちらは準備万端だ』
「そうじゃなくて、メンタル的な意味で」
『…』
…うん。
やっぱり、心配していた通りだったね。
短くはない時間を、ヒイラ・ディートハットと過ごしたのだ。
それが仮初の友情だったとしても、情であることに変わりはない。
ならば、無理はさせたくない。
ましてや彼にとって、ヒイラは…。
『…さすが。遠く離れていても、アイズ先輩の目は誤魔化せないな』
「まぁね」
伊達に、長いこと『青薔薇連合会』の幹部をやってないからね。
『確かに俺は、ヒイラを…あいつと…グリーシュと重ねて見てしまう…時がある』
やっぱり。
だから心配だったんだ。
友人を、二度も失うような思いをさせてしまうんじゃないかって。
家族に、そんな辛い思いはさせたくなかった。
「君は外れて良いよ。もう計画は最終段階だ。始めてしまったら止まらない。君がいてもいなくても、事は進められる」
見たくないものを、無理に見る必要はないのだ。
しかし。
『まさか。ここで降りる訳にはいかない』
「君はもう充分、役目を果たした。責任は取ったよ」
『責任云々の問題ではない。グリーシュの面影と、重ねてしまっているからこそ…俺は、最後まで見届けたいんだ。彼の…末路を』
…やっぱり。
君なら、そう言うんじゃないかと思ってたよ。


